アルファポリス様にて、この小説をご覧頂いている皆様、初めまして。久浄 要と申します。

　小学生の頃から学校の図書室は宝の山でした。宝探しをするように、洋の東西を問わず、いろんな作家のミステリーを読み漁っては興奮したりワクワクしたり、結末に一喜一憂し、舞い上がったりダメージを受けたり、一人で喜んでいるような変な子供でした。

　江戸川乱歩に横溝正史、ドイルにクイーンにクリスティ。多くのミステリーファンがそうであるように、ミステリーという奇矯の文学を大成させた先人達の物語の作品を教科書にしてきました。長じてからは日本の話題作は見逃したくない人間の一人になりました。文芸部出身ですが、書く方も読む方も、好みのジャンルは昔からミステリーばかりに偏っていたように思います。

　名探偵が終盤にもたらす推理やロジック。あっと驚く意外な結末や仕掛けや意外な犯人。驚天動地のトリック。ネガとポジが入れ替わるような世界観の破壊とカタルシス。推理モノの宝箱には堪らない魅力がぎっしり詰まっていると思います。

　ミステリというジャンルにどこまでもこだわった書き方を続けていきたいです。

　書く側の難しさ、本格モノの定義の仕方、人物の描き方、構成の仕方。フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットが明確で丁寧に破綻なく進められているのか。物語としてきっちりと閉じた世界で完結しているのか。テーマの選定は適切なのか。

　辛口の読者の方々には「なっちゃいない」と叱り飛ばされることも多々あるかもしれませんが、感想や評価、ユーザーの方々からのメッセージなど、どしどし気軽にお寄せ下さい。Twitterでは主に作品の更新の際に告知しておりますので、お気軽にメッセージをお寄せください。

　主にホラー描写やサスペンスタッチを主軸にしたガチガチの本格モノや日常の謎まで含め、幅広く、時には深く、濃いミステリーを描いて読者の方々を驚かせてみたいです。

　web小説だから出来ること。web小説でしか出来ないこと。web小説で果たして本格ミステリは描けるのか、というところに徹底的に切り込んだ作風とスタイルを今後も追究していきたいと考えております。

　本業がある上に遅筆なもので更新がスケジュール通りにいかない面が多々あることと思いますが、淡々と描きつつ、ひっそりと更新しておりますので、末長くお付き合いください。