今回は、前半はシリアスとネクラーノンの正体とレイズウェルの登場、後半は三章につながる伏線はりとコメディの構成です。

リメイク版の今作ですが、レイズウェルの役割とリズウェルの役割とをしっかりと分けて描いていきます。
前提として、家族の中で魔法がまともに使えず体も弱いレイズウェルは、あの家でいえば間違いなく廃棄処分です。
けれど、レイズウェルは生き残るために片割れのリズウェルを利用します。
もともと、レイズウェルに懐いていたリズウェルは、感情を抑制する薬物を投与しすぎたせいで精神が不安定な状態で生きています。

記憶障害も持っており、子供のころに植え付けられた記憶を愛してその世界で心が生きているので、自分の傍にいるのがレイなのだと判別できていないのでした。
そのため、作中ではリズの様子が幼児退行していたり、愛情を求めるようなことを発言するなどが見られるのです。

もういまさらですが、第二章は最後の仲間であるレイズウェルとリズウェルの物語です。
彼らがこれからどのように進むのか、見ていただけると幸いです。