詩方夢那

詩方夢那

マイペースにやってます。

目張りだ、めばりっ

 異臭騒動、原因判明、気付いた瞬間、マスクとガムテープを片手に目張りに乗り出し、昨日の比ではないレベルに抑え込む事に成功したけど、この先ずっとかと思うと血の気が引く。あれで具合悪くならないのか? 感度半分でも、隙間からこんなに香るなんておかしい様な。
 で、その隙間って地盤問題からの立て付け異常に起因してて、根本解決してくれない故に憂鬱は終わらない。それでもPPテープで上から下まで隙間を埋めて目張りして、いくらかメンタルが落ち着いたというか、肩の力抜けた。エアコンのドレーンホースの養生もした方がいいけど、排水から香りが上がってくる(それがもうおかしい)問題は応急処置してきた。目張りの方は外からも細工してもらう事になるかもだけど、とにかく屋内への流入を最小限にしないと即座に私が死ぬ。
 PPテープを常備しておけば屋内の目張りは出来るけど、ただひたすらつらいね、これが毎日ずっと続くんだから……涼しくなったし、エアコンどうにかしなきゃ、来年は無い。考えると胃がおかしくなったけど、もう窓は開けられない。諦めろ私!

 ……宝くじに当選したら、引越しだね、なんてね。

 ……目張りで地獄絵図は回避したけど、明日もまた怯えることになるんだろうな。でも、活性炭入りの布とか、空気清浄機の増設とか、活性炭のフィルターとか、まだ戦える、それだけでちょっとだけ落ち着いた気がする。
 昨日の夜からの、どうもあれは片頭痛だったっぽいも治って来たし(起きた途端に左のこめかみ辺りが痛いし気持ち悪いし、薬飲んでも背中の痛みとだるさは取れないし……)、また執筆に戻れたらなと……。

 しかし、つらいな……二十年前、こんな世の中になるとか誰が想像した? 確かに二十年で住宅の基準は厳しくなった。でも、気が付けばカプセル香料を筆頭にした香料災禍、この十年で外の匂いがかなり洗剤になった。民家のない道路に出ると木の芽の萌える匂いが分かるなんて皮肉。
 ……香水なんて可愛いもんでした。あと十年したら、窓の外はずっと洗剤になってしまうような恐ろしさがあります。
 窓を開けた時に分かる木の芽の萌える春、草の乾いた稲わらみたいな匂いがする秋から冬、凛として乾いた草の匂いがする真冬、雨が降る前の湿った土の匂い、夏の土手のつる草の生臭いような匂い……今の子供はこれが分かるのかな、この世の中で。
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登録日 2024.10.03 01:20

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