先月からアルファポリスをはじめまして、ホラー作品として大賞にエントリーする機会に合わせて作成した作品になります。

本作がR18として、エログロ描写ありで描いていること。それらが主人公である辰上サイドには薄く、作中に取り扱われる都市伝説や神話体系の偶像化した怪異と呼べれるものに巻き込まれた人に色濃く描写されていることについて今回は記しておこうかなと思います。

まずはじめに、こちらタイトルですが適当に付けたというものではありません。一つ考えて欲しいのが、意味が分かると怖い話を単にフィクションを交えてやりたいのならこのタイトルは回りくどいですしそれを目的としている読者をタイトル時点で距離を置かせる（虫除けレーザーのような）ものとなってしまいます。

要はそれらが噂話の延長戦でもあり、逸話や伝承が人の誇張も交えて広まっているものはすでにオリジナルではありません。そう【実在する意味がない話】となってしまっています。それをもとのオリジナルに戻すには誇張された部分を切除することが必要となり、最後に残ったオリジナルの真実は守ろうとした人間にも分からない結末となる訳です（結局十人十色の解釈がある以上はもとに戻せない）。
そのため、【何をやったって意味がない】その物語を生きた守り手と禁忌に触れてしまった人間の視点で描いている故、このようなタイトルとなりました。
※ちゃんと描写が出来ていて、伝わっているのかは分かりませんが．．．

また、主人公たち守り手側が緩め(性的／グロ)な描写となっているのかと言うとちゃんと噂とは無縁の人間であるということを対比させたいからというのが一番の要因です。
逆に怪異に巻き込まれた人間の描写は、一人称視点の書き方と何らかの理由で人の道から外れていることを表現するために過剰なまでに取り入れていたりします。もとから壊れていたのか、それとも噂話に触れて壊れていたのかの違いでしかないにせよ【正気の沙汰じゃ出来ない】ものに待ったことを表現するためにそうなっています。

上記の他も記載したいのですが、別の記事にて分けて書こうと思います。

意味ないは人を選ぶ作品になりますが、世界観について知っていただければと思い書きました。今後ともよろしくお願いします。