第3部連載終了しました

 親世代編である『蒼月』を書き始めたのが2020年の秋でした。それから約3年ほどかけて、子世代編3作まで書き上げることができました。ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました。

 この話は、私が子供の頃考えていたお話が元になっています。それから随分時間が流れ、内容も相当に変わり、当時の自分がこの話を見たら……何を思うのでしょうね。「何これ私の話じゃない」とか言われそうです。

 そういえば、遠い昔に考えていた明と輝は、たしか兄弟だったんです。そして織哉と輝明の親コンビは存在すらしていません。兄弟で同じ女の子(千早)を取り合うという、ごく単純なお話だった覚えが……。
 そして親世代の話も、唯真さんがもっと普通の女性で、仕事に疲れたOLさんがある日突然変な人達に命を狙われて、見知らぬイケメンに助けられるという、ベッタベタのロマンス小説だったんです。織哉はもっと俺様なヒーローでした(今でも十分アレな人ですが)。
 それがどうしてこうなったのか……。そもそもこの話を書こうと思ったきっかけが、輝の嫁の話を暇つぶしに書いていたんですよね。いやに輝に肩入れしている話だと思った方、正解です。先に輝を主人公にした話を書いていたので、どうしても輝がでばってしまって止められませんでした。ちなみに輝の嫁はなんと一般社会の人です。こっちもベッタベタのロマンス小説でしたね。
 それが思いのほか面白くて、じゃあ本編も書いてみようと思ってプロットを立て始めたのが2020年だったはずです。それが何かズルズル最後まで書いてしまって。勢いというのは怖いものです。

 こんな、ちょっとある意味入れ込み過ぎなお話を読んでいただき、ありがとうございました。まだまだ書きたいお話は山のようにあるので、これからも自分のペースでのんびり書いていこうと思います。
コメント 0
登録日 2024.02.25 19:33

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン   新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。