左衛木りん

左衛木りん

さえき・りんです。文章は読むより書く方が断然好き。というかそもそも漢字や文字や表現を味わうのが好き。遅筆、寡作、趣味は妄想。わからないこと至らないことばかりですがよろしくお願いします。*無断転載禁止*

第6章あとがき

いつもお越しいただきありがとうございます。本日、第6章を書き終わりました。

前回のあとがきから丸3か月経ってしまう前にここに漕ぎつけることができて、とにかくホッとしています。最近の悩みはもっぱら、なかなか書く量がこなせないことです。何せ情報量が多いわ、込み入ってるわ、おまけに甘々から悲愴へ絶叫マシンばりの落差で、これが世に言う「執筆カロリーが高い」というものなのかとつくづく実感しています。でも、二人の初めてのキスや、光陰の告白、久遠の戦い、そして静夜の負傷と永遠の選択…全部が構想当時からずっとずっと温めてきた思い入れの深いシーンばかりだったので、どれも妥協できず、何回も読み直し、書き直す日々でした。

今までは友達のような仲だった久遠と静夜が本当の恋人になっていく姿や様子を書くのはすごく楽しみだったはずなのに、いざとなると妙に恥ずかしくてなかなか大変でした。特に初めてのキスシーンでは「綺麗で純粋だけど、心だけじゃなくて身体も気持ちいい」、その上でこの二人らしさ満点のキスをどうしても書きたくて苦心しましたが、もし「いいシーンだな」と思っていただけたなら嬉しい限りです。

永遠の長い長い旅の終わりもいよいよ近づいてきました。永遠にはとてもつらい道を歩かせてしまいましたが、永遠の考えと行動にはあえて「犠牲」という表現は当てはめないようにしました。その選択そのものより、永遠がそこに込めた思いにこそ、犠牲とは異なる彼女なりの意味や意義が存在します。次章ではそのことをじっくり煮詰めて書くつもりです。

章のラストは光陰にまとめてもらったので、労いとご褒美の意味で最後にひとつ。離縁を申し出た光陰に対する刹那の返答の裏側には、実は明かさなかった本心というか意図があるのですが…ヒントは光陰の台詞の中に隠れています。もしよければ考察してみてくださいね。

次の第7章はいよいよ最後の章、その後は本当に本当の最後の終章、エピローグが残るのみとなりました。物語は佳境、二人に訪れる最後の試練と決断、そして戦いの終わりと大団円、さらにはまさかの新たな可能性も…?確実に言えることは、最も執筆カロリーが高く、時間がかかり、二人が幸せになって閲覧制限マークがつくことです。更新は遅くても毎日書き続けていますので、どうぞお楽しみに。

感謝と愛を込めて。

左衛木りん
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登録日 2023.07.28 18:43

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