あかべこ

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BLと百合を好む文字書き。こちらではファンタジー強めのものを投稿予定ですが、サイトでは現代日本舞台の一次創作を投稿します。

おまけ

みすきーデザインの「無駄だ」禁止クールキャラ戦闘セリフ大会 に「異世界大使館始めます」の木栖善泰で参加したときの文章。本編程度の淡いBLとか流血描写ありなので苦手な人は逃げよう。


悲鳴を聞きつけると、真柴が腕を抱えてうずくまっていた。
「真柴、大丈夫か?!」「いちおう」
強酸性の液体のようなもので爛れた腕を水筒の水で洗い流すと「あいつに消化液のようなものをかけられた」俺の背後を指さす。
それは固い岩のような肌をしたギザギザの歯の2足歩行生物であった、あれは怪物と言うほかない。異世界なのでめちゃくちゃな生き物がいる可能性を考えてはいたが奇怪な怪物もいたものである。
幸い動きが愚鈍なおかげで手当ての時間が取れた。
「俺が威嚇射撃したらその隙に逃げろ、もし人とすれ違ったら怪物がいることも伝えろ」「わかった」
持ち歩いていた拳銃で威嚇射撃を行うと怪物が怯んで後ろに後ずさり、同時に駆け足で逃げ出す足音が聞こえた。
「国民でも貴重生物なんでもないからな、安心して殺れる」
俺の惚れた男に傷をつけたのだ。許せるはずがないだろう。
すると俺を狙って槍のように鋭いものが飛んできたので、それを掴むと膝でへし折った。これで俺にもちょうどいい刺突武器が出来た。
さらに飛んできた腕を避けて目を思しき場所を撃ちぬけば、青い血が吹き飛んでくる。
その血しぶきを浴びながら柔らかそうな部分に思い切りへし折った舌をぶっ刺すと、怪物が声にならない声をあげる。
「これで最後だ」
岩のように固い肌の隙間に銃口を押し当てて引き金を引くと怪物の断末魔が響いた。
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登録日 2023.07.08 13:11

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