【ネタバレ注意】だってけもみみだもの!!抜粋3
「伊達に【弓技能《ボウスキル》】でギルマスとやりあってないな!」
「パクさんは、強かったにょ。【剣技能《ソードスキル》】に関しては天賦の才能があった。一撃喰らえば、私は倒されていたもにょ」
【剣技能《ソードスキル》】と【弓技能《ボウスキル》】は謂わば両極端にある戦い方だ。片方は接近戦を主とし、もう片方は遠距離を得意とする。本来ならば接近戦に持ち込まれれば【弓技能《ボウスキル》】が不利となり、遠距離となれば【剣技能《ソードスキル》】が不利となるのが当然だ。
それでもほぼ互角──否、エテルネルが優位に立つのはレベルの差だけではなく、近接として戦うすべを身に着けているからに他ならない。彼女は他のゲームにおいてアクロバットと呼ばれる職とよく似た技能の取り方をしており、その職を見本としているが為に身軽な体術を習得している。
エテルネルがそんなスタイルにしたわけが、弓が近接の時の利点にある。第一に命中力、威力が上がること。弓を扱っているなら分かることだが、遠距離であればあるほど、威力と命中力は下がる。特に弓は発射した瞬間の威力が高く、ゼロ距離で打てば近接武器の大技と遜色ない威力になる。
それが出来ないのでは、装備の問題が上げられる。単純に、装備制限がある、という話だ。近接武器の装備は一定の物理攻撃力を必要とし、遠距離は射撃力を必要とする。ステータスで確認できることだが、遠距離武器を装備すると、近接の防具が装備出来ないのはこういった理由がある。
エテルネルが装備するのは遠距離防具の中でも最高峰と呼ばれる部類。それなりに防御力を誇るが、やはり同じ種類で近接系の防具には届かない。防御をアクセや付与効果、【体術技能《コンバットスキル》】に任せ、俊敏性と攻撃力を高めた結果だ。だから彼女は言ったのだ。一撃でも喰らえば倒される、と。
「きりがにゃい。次で最後にするかにょ」
「そうだな」
「パクさんは、強かったにょ。【剣技能《ソードスキル》】に関しては天賦の才能があった。一撃喰らえば、私は倒されていたもにょ」
【剣技能《ソードスキル》】と【弓技能《ボウスキル》】は謂わば両極端にある戦い方だ。片方は接近戦を主とし、もう片方は遠距離を得意とする。本来ならば接近戦に持ち込まれれば【弓技能《ボウスキル》】が不利となり、遠距離となれば【剣技能《ソードスキル》】が不利となるのが当然だ。
それでもほぼ互角──否、エテルネルが優位に立つのはレベルの差だけではなく、近接として戦うすべを身に着けているからに他ならない。彼女は他のゲームにおいてアクロバットと呼ばれる職とよく似た技能の取り方をしており、その職を見本としているが為に身軽な体術を習得している。
エテルネルがそんなスタイルにしたわけが、弓が近接の時の利点にある。第一に命中力、威力が上がること。弓を扱っているなら分かることだが、遠距離であればあるほど、威力と命中力は下がる。特に弓は発射した瞬間の威力が高く、ゼロ距離で打てば近接武器の大技と遜色ない威力になる。
それが出来ないのでは、装備の問題が上げられる。単純に、装備制限がある、という話だ。近接武器の装備は一定の物理攻撃力を必要とし、遠距離は射撃力を必要とする。ステータスで確認できることだが、遠距離武器を装備すると、近接の防具が装備出来ないのはこういった理由がある。
エテルネルが装備するのは遠距離防具の中でも最高峰と呼ばれる部類。それなりに防御力を誇るが、やはり同じ種類で近接系の防具には届かない。防御をアクセや付与効果、【体術技能《コンバットスキル》】に任せ、俊敏性と攻撃力を高めた結果だ。だから彼女は言ったのだ。一撃でも喰らえば倒される、と。
「きりがにゃい。次で最後にするかにょ」
「そうだな」
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登録日 2016.10.07 11:47
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