鳳天狼しま

鳳天狼しま

絵も小説も書く、カルパス大好き、多方面で掲出して書いている一次創作作家です

2023.4.18 Twitterにあげていた小ネタ語り ①※ネタバレ含む

堕ちた神と同胞(はらから)たちの話(通称おちから)の世界は一応ファンタジーですが、基本的に魔法は無いです
その代わり神力(特殊能力、超能力的なもの)とか降霊術は存在するし、様々な神々やガーディアンも存在します
一応デザイン的にも和洋折衷を取り入れているので
典型的な洋風ファンタジーと言うよりは、神道や呪術的な側面が強いです

・ジルカースのサイドストーリーに関して

グライドに人間世界での現実的な生き方を教わりはしたけど、彼は結局キスクや今後の仲間たちのような長い意味での相棒にはなりえなくて
喪失感とか、知らぬ間に背負い込んだ暗殺者としての業とか、
治安の不安定な世を生き抜いていくことの虚しさとか、
ジルカースはどこかそういう物に知らぬ間に病んで行った感じです

そういう意味でもジルカースはテオと出会って、か弱そうに見えてひとりで生きていこうとするその心根の強さに惹かれたというか
だからこそ親しい(と思い出した)自分が、強がらなくてもいいように助けて護ってやりたい、と思っている
私の中での二人のイメージはそんな感じです

天界に居た頃のジルカースは、心から守りたいもののために生きてしねる、そんな人間が少し羨ましかったところもある
不老不死で民を見守る神という立場であったゆえに、特別な守りたいものもなければ、命を賭けられる尊さも縁のない存在だったので
生まれ育って、争いにしんでゆく民を幾度も見守って、どうして彼らは必死で戦っているんだろうか、命を賭けられる程のそんな特別な存在自分にはいない、って思い知って虚しくなるジルカースはいた
だから自分にとって大切な存在と分かったテオちゃんを、何がなんでも守りたいって思ってしまった
堕ちた身の上であるから、もう完全な神様でもなければ、どこか人間にもなりきれない、
それでいて親もいないし守りたいものや生き甲斐もない、そんな虚しさみたいなものを抱えてたジルカースにとっては、
守るべき存在として現れた優しいテオちゃんは、ある意味で救済であり母性そのものだった
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登録日 2023.04.18 01:45

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