3月6日(月)「初恋リベンジャーズ」更新しました!

『初恋リベンジャーズ』の第二部・「第4章〜推しが尊すぎてしんどいのに表現力がなさすぎてしんどい〜③」を投稿しました!

第4章の告知では、『初恋リベンジャーズ』という作品を執筆するにあたって、参考にした書籍などを作者に代わって紹介中!

第三回目の今回はこちら!

『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』
出版社:光文社新書
著者:田崎健太

〜レビュー〜

サッカー・ワールドカップの開催と、それにともなうスポンサーの獲得、肥大化を続ける放映権料――――――。
七〇年代半ばまでヨーロッパ中心だったサッカー界を大きく成長させ、そして腐敗させたアベランジェとブラッターというFIFA(世界サッカー連盟)のドン。
その権力の背景には、日本の総合広告代理店・電通の影があった!
誰がサッカーを《仕切る》のか?
サッカービジネスを知り尽くす電通元専務取締役が、すべてを語った!

この新書の最大のポイントは、2022年〜23年にかけて、東京五輪関連で報道が相次いだ収賄事件の張本人である元電通社員の高橋治之氏自らがが、広告代理店とスポーツ業界の蜜月ぶりと癒着ぶりを余すところなく語っているところ。

自社の広告主を握っている広告代理店が絡んでいるだけに、新聞・テレビ各社ともに及び腰の報道しかなく、今ひとつ理解しづらい東京五輪の収賄の実態は、本書で語られるFIFAと電通の関係を見れば、おおむね理解できるんじゃないかしら?

電通が、広告主であるスポンサーと各種メディアやスポーツ団体の単なる橋渡し役で終わらず、あらゆる金銭的利権に食い込んでいる点と、その利権に、いかに食い込んでいったかという歴史と過程が、良くわかる一冊になっているわ。

ところで、個人的には、どうしてもサッカー代表チームの活躍を生放送で視聴したいと思う人間ではないけれど、昨年末のカタールワールドカップでは、放映権料があまりにも高騰しすぎて、ついにはテレビ局での全試合中継が不可能になってしまったけれど、これは本末転倒であり、広告代理店のあり方として疑問を感じざるを得ないわ。

本日の更新

第二部・「第4章〜推しが尊すぎてしんどいのに表現力がなさすぎてしんどい〜③」

今回もお楽しみください。
(芦宮高校広報部・花金鳳花)
コメント 0
登録日 2023.03.06 19:38

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン  新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。