【愛しい番の囲い方。】完結御礼SS2ー①
BL小説大賞に参加するために、初めて8万文字を越える連載を書いてみました。
書き進めてビックリ。あんなに暗いお話になるなんて!
それでも、最後まで書き上げることができたのは、読んでくださった皆様の応援があったからと思っています。
本当に、ありがとうございました!
以下、御礼SS
★☆
「ティア、今、少しいい?」
図書室でルゼンダの授業を受けていたら、珍しくアスティアが訪れてきた。この時間はいつも執務室にいるのに珍しい。
そして何故か花束を片手に抱えている。
首を傾げていると、話を既に聞いていたらしいルゼンダは、パタンと本を閉じて僕の肩を軽く叩いた。
「今日はここまで。行って来い」
「え?でもまだ午前中だし、続きを………」
「今日はもう終わりっつてんの。ほら」
促されて、仕方なく僕は立ち上がりアスティアの待つ方へと足を進めた。
早く知識を増やして、アスティアの助けになりたいのにな。
そんな焦りをアスティアはちゃんと理解しているみたいで、ふんわりと優しい微笑みを見せてくれた。
「ごめんね、ティア。でも大切な事なんだ」
「うん、大丈夫。ルゼンダ、明日も宜しくね」
「おー………」
気のない返事を背中に受けて、アスティアと並んで歩き出す。空竜城は広大で未だ全ての場所を把握できていないから、歩きながらもキョロキョロと辺りを見てしまう。
➡2ー②へ続く
書き進めてビックリ。あんなに暗いお話になるなんて!
それでも、最後まで書き上げることができたのは、読んでくださった皆様の応援があったからと思っています。
本当に、ありがとうございました!
以下、御礼SS
★☆
「ティア、今、少しいい?」
図書室でルゼンダの授業を受けていたら、珍しくアスティアが訪れてきた。この時間はいつも執務室にいるのに珍しい。
そして何故か花束を片手に抱えている。
首を傾げていると、話を既に聞いていたらしいルゼンダは、パタンと本を閉じて僕の肩を軽く叩いた。
「今日はここまで。行って来い」
「え?でもまだ午前中だし、続きを………」
「今日はもう終わりっつてんの。ほら」
促されて、仕方なく僕は立ち上がりアスティアの待つ方へと足を進めた。
早く知識を増やして、アスティアの助けになりたいのにな。
そんな焦りをアスティアはちゃんと理解しているみたいで、ふんわりと優しい微笑みを見せてくれた。
「ごめんね、ティア。でも大切な事なんだ」
「うん、大丈夫。ルゼンダ、明日も宜しくね」
「おー………」
気のない返事を背中に受けて、アスティアと並んで歩き出す。空竜城は広大で未だ全ての場所を把握できていないから、歩きながらもキョロキョロと辺りを見てしまう。
➡2ー②へ続く
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登録日 2022.12.01 20:21
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