こんばんは。片喰です！
『ある船乗りの懺悔』、お楽しみいただけているでしょうか？

船長の過去よりも先に船員たちの過去が明らかになりましたが……お気づきの方もいらっしゃることでしょう。産業革命期のイギリスの社会問題を盛り込みました。
児童労働や食品偽装などがそれに該当しますね。
資料を読んで想像する事しかできませんが、時代の転換点とあれば、それだけ混乱や問題も多かったのではないかと思います。
万人が生きやすい時代など、いまだかつて訪れた事などはないでしょうが……それでも、少しでもよい方向へ向かっているのだと思いたいものですね。

この数年間もまた、時代の転換点といえるのかもしれません。
もう慣れた事、まだ戸惑っている事。いつのまにか受け入れていた事に、これから先も受け入れられそうにない事も。数多くあるでしょう。
伝染病の流行だけではありません。
ますます上昇する物価や税金に公共料金、それでも変わらない給料。
そんななかで、前向きになれというのは酷です。
数年先すら見えないかもしれません。
ですが、真っ当に生きているだけでもすごい事だと私は思うのです。

心が癒されたり、あたたまったりするような類のものではないでしょうが、私の物語はここに置いておきますから、いつでもページを開いてみてください。
みなさまと同じように必死に生きている登場人物たちが、そこにはいるはずです。