『村娘は聖剣の主に選ばれました　～選ばれただけの娘は、未だ謳われることなく～』

完結いたしました。
今まで本当にありがとうございます。

何度か書いているので重複していると思いますが、改めて。
この話を書き始めたのは2020年２月のこと。
某ウィルスで仕事が休みになったことがキッカケでした。

何せこれが、人生でほぼ初めて書いた小説です。

タイトルもあらすじも四苦八苦して考え、最初の内はしばらく『村娘は聖剣の主に選ばれました　～でもこの剣はどこかおかしい？～』というタイトルでもありました。
４章開始と同時に『～選ばれただけの娘は、未だ謳われることなく～』に変更しまして、まあ、これが最後まで続いて参ります。

そもそもこの話は３章でおしまいになる予定でした。
それが「もう少し続けたいな」「まだ伏線も回収できてないし」ということで書き続け、気が付くと100万を超えるというこんな文字数になりました。

でもですね。
実を申しますと、続けたことは何度も後悔しました。

暗い部屋で枕を抱えて「上手く書けないよ……」と落ち込んだことは数知れず。
「もういい。削除する」と思いながらサイトの削除ボタンを見つめたことだって片手の数じゃ足りません。

ですがこうして書き続けてきたおかげで、最初の頃には想像もしなかったほどたくさんの方に読んでいただけました。
この物語を読んで笑ってくださったり、涙してくださったりという方がおられて、言い尽くせない程に幸せです。書いてきて良かったです！

さて、私が綴ってきたローゼの物語はここで終わります。
番外、第二部、スピンオフなどの予定もありません （改稿はたくさんすると思いますけど）。

でも、ローゼの旅はまだまだ続きます。

彼女が、彼が、このあとどうなったのか。
少しでも思いを馳せて下さったらこれ以上嬉しいことはありません。

長い物語となりましたが、ここまでローゼたちと一緒に旅して下さって、本当にありがとうございました。