「ハッピーエンドはカーテンコールのあとで」について。

一番最初に作ったプロットは今と同じ少年×青年でした。須王くんは『パライソ』を仕切ったりほかいろいろ悪いことをしている六波羅の少年ボスという設定でした。主人公のアバルくんは「六波羅のボス」を探るために依頼された何でも屋で、須王くんに気に入られて愛人になるみたいな感じだったような気がします。こっちもやっぱり『パライソ』を中心に回る話で、アバルくんがきたことで以下話が展開していく感じです。北辰寺が六波羅にあったり子どもがわらわらいるのはその設定の名残です。

アバルくんにはアバルくんを気に入っている情報屋の知り合いがいて、アバルくんとはいわゆるセフレ関係だったのですが、アバルくんが須王くんとくっついちゃったので愛情が憎しみにかわり――みたいな話でした。結果としてボツになりました。このパターン前も書いたな……ってなったんですよね。「きみと明日の約束をしないで」という作品なんですけどね。ボツになりました。

ボツにして、作り直したのがお地蔵さんを集めていたら溺愛ハーレムができちゃった、つまり今作だったんですがまあこの通りです。頑張ったんです。頑張ったんですよ……。

とかありつつここまで書いてきて思うのは、自分の萌えからは逃げられない、ということですね。だめなんですよ、結局人間ってやつは性癖からは逃げられないんです。
だって好きなんだもん。しょうがないじゃないッ……！

引き出しが少ないだけだろとかつっこんではいけない。

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あんまりこっちを見てる方はいないんじゃないかなーと思って特にお話ししなかったんですが、「きみと明日の約束をしないで」は同人誌版もありまして、ご興味がありましたらこちら（ https://nokinbaby00.blog.fc2.com/ ）（ブログ）に紹介してありますのでご覧ください。（長い話なので紙の方が読みやすいなーという自分の都合で作りました）