キラ学えぬじー集
NGいっこめ
八月三十一日 1
煌々と太陽の光が窓から入り、室内を明るく照らす。
八月三十一日、夏季の長期休暇の最終日に俺達はわざわざ生徒会室にやって来て溜まっていた仕事を捌いていた。
一つの処理が終わり一息をつく。凝り固まった体を伸ばし解して仕事机に置いてある珈琲を傾け舌を湿らす。
明日から九月に入るがまだまだ太陽は猛攻を振るっている。静かに冷たい風を吹き出すクーラーはまだまだ休む時は来ないだろう。
「……ん?」
十分に休んだことだし次の仕事に取りかかろうと書類を手に持つ。だが、そこには珍しい文字が並んでいた。それに目を滑らして、ため息をついた。
「宇治」
「はい、何でしょうか」
立ち上がり、やって来た宇治に書類を手渡す。
彼はそれを読むが、読み進めていくうちに彼が常に貼り付けている笑みがどんどん深まっていく。
「急用ができましたので、失礼しま―――」
「!?」
視界の内から宇治が消え、机に手をついて立ち上がる。
「……」
「いてててて……あ……」
「なんで…そこにボール落ちてるんだ?」
沈黙する俺と宇治。
「「あっ、ごめんごめん!昨日それで遊んでて―――グェッ」」
「「ここで遊ぶんじゃねぇ|ない!!」」
八月三十一日 1
煌々と太陽の光が窓から入り、室内を明るく照らす。
八月三十一日、夏季の長期休暇の最終日に俺達はわざわざ生徒会室にやって来て溜まっていた仕事を捌いていた。
一つの処理が終わり一息をつく。凝り固まった体を伸ばし解して仕事机に置いてある珈琲を傾け舌を湿らす。
明日から九月に入るがまだまだ太陽は猛攻を振るっている。静かに冷たい風を吹き出すクーラーはまだまだ休む時は来ないだろう。
「……ん?」
十分に休んだことだし次の仕事に取りかかろうと書類を手に持つ。だが、そこには珍しい文字が並んでいた。それに目を滑らして、ため息をついた。
「宇治」
「はい、何でしょうか」
立ち上がり、やって来た宇治に書類を手渡す。
彼はそれを読むが、読み進めていくうちに彼が常に貼り付けている笑みがどんどん深まっていく。
「急用ができましたので、失礼しま―――」
「!?」
視界の内から宇治が消え、机に手をついて立ち上がる。
「……」
「いてててて……あ……」
「なんで…そこにボール落ちてるんだ?」
沈黙する俺と宇治。
「「あっ、ごめんごめん!昨日それで遊んでて―――グェッ」」
「「ここで遊ぶんじゃねぇ|ない!!」」
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登録日 2022.04.29 15:15
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