昨日、アイスダンス小説Hand in Hand 第一部が終了しました。
お読みくださった皆様、ありがとうございました。

アイスダンスの競技面ではまだ導入部ですが、アイスダンスの競技に取り組む人というのはとても一般の人からかけ離れた特別の人のようなイメージがあるのではないかと思います。その世界に、普通の少年がいつの間にか入っていき、その面白さに触れたということを通して、皆様にとってもアイスダンスが身近なものになればと思っています。
誰もが最初は普通の人。
年齢、スキルなどに捕らわれず、いつでも始めることのできる競技です。

思春期ならではの、自分に自信があるようなないような、そんな複雑な時期を乗り越え一歩進んだ制覇ですが、これから二部に進み、またつまづいたり揺らいだりを繰り返します。
熱血スポーツものを期待する方にはうだうだしてるなと思われるかもしれません。
それでも、そうやって思い悩むことが少しずつ意味をもって最後へと向かっていきます。

熱く勝負するだけではなく、自分一人の世界から誰かの手を取ることを覚えていく競技を通して成長する姿を見守っていただければと思います。

第二部も引き続きどうぞお楽しみください。