暫し近況ボード更新まで手が廻っておりませず。
改めまして少しずつ。

『いやなゆめ』は嘗ての受賞作に別の主題を通したセルフリメイク35頁。
これまで短編続きだったアルファポリスでの公開で初めての長さとなります。
それなりの物語をお楽しみ頂けたかと存じます、
如何でしたでしょうか..?

大元は学生時代の作品にまで遡り、4度の全編再執筆を行った思い出深い作品です。ver.3までは『ハユの左腕』というタイトルの御話でした。
ver.3が今はなきマガジンZ誌で賞を頂き、初めて自身の漫画が商業媒体で評価されるという経験を経て、しかし若かったがゆえに視野狭窄となり潰れてしまい..そうした沢山の経験を致しました。
あの頃上手く立ち回れていたなら違う未来があったのやも知れず
とはいえその場合この『いやなゆめ』は生まれておらず
今の生活や今出逢った人達とのご縁もなかったやも知れず。
人生にifはないのかも知れません。

当時ほぼノートーンの描き込みで画面を構成しており、今回全頁に渡って処理加筆を行ったものの当時のものも捨て難い魅力がありました。
そこで当時のver.をアルファポリス公開
加筆修正版は新装版刊行する事と致しました。

描き下ろしカラー表紙も実は裏面まで続いた絵柄で描いており、こちら等では表紙としてトリミングした状態で掲載、新装版には完全収録としてあります。

当時に想いを馳せる詳細な解説つき。
他画像特典も。
一度読まれたものを買って下さるのであれば、そこはお楽しみをご用意出来ればというのも御座いました。
お気に召しましたらぜひ。

『いやなゆめ 新装版』はこちらから◆
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=471964

また、丁度メロンオンデマンドを試す機会にもいいと登録してみましたが
受注生産となり一冊から刷る関係上原価が高く、千円の値を付けておりますが内訳はほぼ印刷会社側の原価とメロンさんの取り分です。
（ので正直なところ電子書籍をご購入頂いた方が有り難いまで御座います..

とはいえ私も自分で買ってみようかと思うほど、やはり実本の魅力というのはあったりもするんですよね。