久しぶりのR15＆和風作品だったので、実はとっても不安でした。
普段は「西洋風＆竜＆戦闘」なのですが、今回は「和風＆鬼＆ごはん」！
ドキドキしながら執筆しました。

以下、補足。

※平安時代の食
平安おかし、他には「ほうとう」「べいだん」「削り氷」「まがり」等々。
当時は砂糖が使われておらずに「甘味料」はツタの樹液の、あまづらせんだったそう…。
食べられる野菜もお菓子扱いだったとのこと。

和食は奈良時代から基礎が出来、平安時代・鎌倉時代を経て、室町時代にほぼほぼ完成しています。
次代の縛りがあったのですが、ファンタジーだし、もうちょっと柔軟に書けたら良かったです。
匙を使う描写がありますが、とりわけの時に使っていたそうなのでご注意を。

※鬼について
本作の登場キャラ達は主人公以外は伝承を作者アレンジしています。

①鬼童丸
大江山に住んでいた酒呑童子と人間の子どもで、京都の雲原出身。
うっかりさんな最期を迎えています。

②茨木童子＆橋
茨木童子は酒呑童子の部下として有名。
女に化けるのが得意で、一条戻り橋もしくは宇治の橋姫と同一人物だったのではないかと言われていたので、せっかくだから兄妹にしてみました。

③八瀬童子
今も京都の八瀬に子孫の皆さまがいるそうです。
地獄めぐり中の僧侶の付き添いをしていたそう。

④鬼女・紅葉
東北の鬼女。貴族の奥さんを呪い殺そうとしたため、戸隠山に追放され、盗賊を従えたりしていたそう。

⑤源頼光
酒呑童子と鬼童丸の因縁の相手。
茨木＆橋の因縁の相手として、頼光四天王の渡辺綱を本当は出したかった(笑)
丑御前は頼光の弟で、生まれた時から歯が生えていたから鬼子扱いされたそうです、名の如く牛になります。

「ご飯×鬼」でもっとたくさん書けそうだったり、改稿をすでにやりたい箇所がちらほらありますが、大賞用のため、ひとまず完結させていただきました。
途中、忙しくなったりして更新が遅くなり、ご迷惑をおかけしました。
最後までおつきあいくださいまして、皆様には感謝しきりです。
またどこかで会えることを祈って！