デニーの一日
〜朝〜
デニーは、決まって、朝七時に起きる。
前の日にセットしていた、目覚まし時計が、リンリンリーンとうるさく鳴ってから、デニーははじめて、パチッと目を開けて、目を覚ますのだ。
それからデニーは、まだ眠たい目をこすりながら、両腕を伸ばす。
つぎに、隣でまだ寝ている、ハムスターのソフィーを起こさないように、そっとベッドから足をおろす。
うーん、カーテンからもれる光がまぶしい。
やがて、デニーは朝食を食べに、リビングへと向かった。
今日の朝食は、シリアルだ。
牛乳をぶっかけて、ぐちょぐちょにして食べるのさ。
椅子に座っているデニーは、皿にシリアルを豪快に入れて、牛乳をひたひたに流し込んだ。
それから、パクッ。
次から次へと、口の中に運んだ。
けれども、デニーはうまく食べられずに、牛乳やシリアルを、テーブルの下に、ボトボト落としていった。
しまいには、口のまわりにべったりと、牛乳をつけている。
なんて汚い食べ方なんだろう。
これを読んでいる君は、きっとそう思ったにちがいない。
でも、けっして怒らないであげてほしい。
ふふ、なぜかって?
それはね——
つづく
大森
デニーは、決まって、朝七時に起きる。
前の日にセットしていた、目覚まし時計が、リンリンリーンとうるさく鳴ってから、デニーははじめて、パチッと目を開けて、目を覚ますのだ。
それからデニーは、まだ眠たい目をこすりながら、両腕を伸ばす。
つぎに、隣でまだ寝ている、ハムスターのソフィーを起こさないように、そっとベッドから足をおろす。
うーん、カーテンからもれる光がまぶしい。
やがて、デニーは朝食を食べに、リビングへと向かった。
今日の朝食は、シリアルだ。
牛乳をぶっかけて、ぐちょぐちょにして食べるのさ。
椅子に座っているデニーは、皿にシリアルを豪快に入れて、牛乳をひたひたに流し込んだ。
それから、パクッ。
次から次へと、口の中に運んだ。
けれども、デニーはうまく食べられずに、牛乳やシリアルを、テーブルの下に、ボトボト落としていった。
しまいには、口のまわりにべったりと、牛乳をつけている。
なんて汚い食べ方なんだろう。
これを読んでいる君は、きっとそう思ったにちがいない。
でも、けっして怒らないであげてほしい。
ふふ、なぜかって?
それはね——
つづく
大森
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登録日 2021.11.09 13:48
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