渡邊 香梨

渡邊 香梨

京都市出身。「聖女の姉ですが、国外逃亡します!~妹のお守りをするくらいなら、腹黒宰相サマと駆け落ちします!~」が第14回ファンタジー小説大賞奨励賞を受賞。改題・改稿を経て、待望の書籍化を果たす。

皮革のおはなし

【第14回ファンタジー小説大賞 投票有難うございました‼】

「聖女の姉ですが、国外逃亡します!~妹のお守りをするくらいなら、腹黒宰相サマと駆け落ちします!~」は、中世ヨーロッパ世界をイメージしています。

 作中、先代キヴェカス伯爵がイデオン家にお詫びの品として持参して来た数々を入れている「袋」に関してのお話しです。

 包装技術ネット様のサイトで「包装資材の歴史」として「古くは、動物の胃袋や内臓を転用したり、皮を縫い合わせて袋状に加工されていた」「食品の保存や持ち運びには、ひょうたん、竹の筒、笹や竹、椰子の皮などの植物も上手く利用されていた」「麻の布地は紀元前4000年には中国に存在したらしいので、古くから麻の布が包装用に使用されていた可能性が高い」…等々ありますので、作中では麻、藁、動物の皮なんかを包装用の袋としては想定しています。

https://www.housougijutsu.net/knowledge/000287.html

 また、動物の皮――と言う括りに関しては、土屋鞄製作所様のサイトで「ルーツは、欧米や中東では5,000年ほど前にさかのぼるとされます。もともと袋状である動物の胃袋や膀胱が使われましたが、供給不足のためか、次第に革製が普及。中でも重宝されたのは、ヤギ革のものでした」とありましたので、キヴェカスが乳製品の産地である事からも、今回はヤギ皮の袋を使って、イデオン家にお詫びの品を運んで来たとする事にしました。

https://tsuchiya-kaban.jp/blogs/library/20200611


 引き続き読んでいただけると嬉しいです!
登録日 2021.10.02 10:18

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