小話4-10「ヒロトとミニドラゴン(その10)」
■ヒロトとミニドラゴン(その10)
(登場人物:ヒロトたち4人、アークシェイド、フェルネ)
えーっと、いろいろ、うん、いろいろ端折っているけど、いろいろありまして。
というか、アークさんがサディエルをぶん殴った瞬間に、辛抱溜まらなくなったフェルネがぬいぐるみのフリ、やめました。
「キュイイイイー!」
「いたたっ!? 痛いから!? おいサディ、どういうことだよこれ! つーか、やっぱぬいぐるみじゃないじゃねーか」
「………」
「アークさん、サディエルは気絶しているから、返答は出来ないかと……」
ダメだ、カオス空間になった。
あれだな、世に言うギャグターンってやつ。
「ヒロト、フェルネを止めろ」
「はーい、了解しましたアルム師匠。フェルネ、ストップ。おいでー」
フェルネに声をかけると、涙目で抱き着いてきた。
「キュイー!!」
「はいはい、泣かない、泣かない。男の子……だと思うけど、女の子でも泣かないの」
「実際、どちらなんでしょうね、性別の方は」
「求む、ドラゴンの性別判定士」
「君ら、結構冷静だね」
アークさんがツッコミを入れている間に、意識が戻ったらしいサディエルがゆっくりと起き上がる。
「いっつつ……ひどい目にあった」
「おれも酷い目にあってるよ」
「うわっ!? アーク、どうしたんだそれ」
「ぬいぐるみにやられた」
「……ぬいぐるみ、って、あー」
サディエルはフェルネに気づいたのか、ゆっくりとこちらに視線を向ける。
すると、それに気がついたフェルネがオレの腕からジャンプして、サディエルにダイブした。
「キュイー!」
「あっはは……なるほど、そういうことか」
「サディー?」
「ごめんって、アーク! 説明するから! ヒロトが!」
「ここでオレ!?」
「いや、拾ったのヒロトだし」
「キュイ」
「フェルネまで同意したし!?」
(登場人物:ヒロトたち4人、アークシェイド、フェルネ)
えーっと、いろいろ、うん、いろいろ端折っているけど、いろいろありまして。
というか、アークさんがサディエルをぶん殴った瞬間に、辛抱溜まらなくなったフェルネがぬいぐるみのフリ、やめました。
「キュイイイイー!」
「いたたっ!? 痛いから!? おいサディ、どういうことだよこれ! つーか、やっぱぬいぐるみじゃないじゃねーか」
「………」
「アークさん、サディエルは気絶しているから、返答は出来ないかと……」
ダメだ、カオス空間になった。
あれだな、世に言うギャグターンってやつ。
「ヒロト、フェルネを止めろ」
「はーい、了解しましたアルム師匠。フェルネ、ストップ。おいでー」
フェルネに声をかけると、涙目で抱き着いてきた。
「キュイー!!」
「はいはい、泣かない、泣かない。男の子……だと思うけど、女の子でも泣かないの」
「実際、どちらなんでしょうね、性別の方は」
「求む、ドラゴンの性別判定士」
「君ら、結構冷静だね」
アークさんがツッコミを入れている間に、意識が戻ったらしいサディエルがゆっくりと起き上がる。
「いっつつ……ひどい目にあった」
「おれも酷い目にあってるよ」
「うわっ!? アーク、どうしたんだそれ」
「ぬいぐるみにやられた」
「……ぬいぐるみ、って、あー」
サディエルはフェルネに気づいたのか、ゆっくりとこちらに視線を向ける。
すると、それに気がついたフェルネがオレの腕からジャンプして、サディエルにダイブした。
「キュイー!」
「あっはは……なるほど、そういうことか」
「サディー?」
「ごめんって、アーク! 説明するから! ヒロトが!」
「ここでオレ!?」
「いや、拾ったのヒロトだし」
「キュイ」
「フェルネまで同意したし!?」
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登録日 2021.09.24 23:28
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