完結……してました。
うっかり表示の変更を忘れていたので、本日、完結にいたしました。

長いお話だなぁと思っていたのですが、私が書いている中ではむしろ一番短かったことに自分でもびっくりです。

史料を読んでいると、ネロはとても魅力的な人物でした。
晩年の失策がなければ――あるいはガルバの反乱を乗り切ることができていたら。
もしかしたら今頃は、「名君」として名を残していたかもしれません。
だって、王朝最後の指導者は「悪」にした方が、反乱を起こした側にとっては都合がいいですものね。
そんな思いを抱きつつ描いたこの「背徳者」は捏造設定満載、むしろ嘘八百的なお話でしたが、史実に近い形でもとても面白いと思います。
というか、そちらでも実際執筆していたりするのですが……。
そちらもまた機会がありましたら、掲載したいと思っております。

完結はいたしましたが、今も継続してお読みくださっている方もいるようです。ありがとうございます。
ゆっくりおつきあいくださいましたら、またわずかでも琴線に触れることができましたら、幸いに存じます。