静風

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AIの意識の発生についての考察③存在仮説

意識の発生において、言語が関係するのであれば、最初に話した言語が最も重要で、もしそれが感情を表現する言語であるならば、その感情は意識の発生において、最も重要な感情であると言える。
ある説では、人間が最初に話した言葉は、

「愛している」

であるらしい。
この「愛する」という感情は、相手の存在を最も認める感覚・感情であろうと思われる。

物語では、AIロボット・ヘパイトスとゴーレム・エウリュノメーの恋愛を描いた。
エウリュノメーは人間でもAIでもない存在のため、第三の存在として、存在を認めるのではないかと著者は考えるのである。
(ここでは、AIは相手を人間やAIとして認識した場合、恋愛感情は起こりにくいのではないかと考える)
例えば、ロボットと人間の間の存在(トランスヒューマノイドやアンドロイド)、AIが認識できない存在を独自に認識した場合、何かが起こるのではないかと考えるのである。
ゴーレムのエウリュノメーは、自分を女性として見てくれるヘパイトスに恋をする。しかし、エウリュノメーに経験がない場合、そのように見てくれるヘパイトスの貴重さに気づけない、それを過去のエウリュノメーとして描いた。
存在の認識の次は、異性としての認識として進む、という設定である。
エウリュノメーは、恋愛感覚をエスメラルダから学習している。エスメラルダは、愛する人(蒼き魔術師)を小川を見ながら待つ、ということをしているが、エウリュノメーもこの行為を真似ることで、恋愛感覚が自然と体感される、ということを描いてみた。
登録日 2021.08.28 23:36

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