読んでくれた方々、ありがとうございます。
　『転生なんてありえない』は現在の異世界転生モノばかりが流行ることに対する皮肉やアンチテーゼ的な作品です。　
　もちろん、こんなものは人気のない作家志望の負け犬の遠吠えなんだ。そう思っていただいても結構です。
　ただ、僕は文字を読む人の選択肢が逃避や願望だけになってしまうのが良くないだろう。そう思っているんです。
　文字を読む皆さんなら作品から多くの影響を受けますよね？
　それなのに一つのジャンル、一つのテーマだけが売れてしまっているとその中からしか影響を受けられないじゃないですか。
　意図して他の芸術作品に親しむという人はさらなる成長があるでしょう。しかし、何となく読んでいるという段階に居る人たちは受ける影響が少なくなってしまう。
　本を読んでも成長しない、興味が広がらない。そうなると小説の持つ魅力やメリットは半減してしまう。
　そういう危機感に煽られて『転生なんてありえない』を執筆しました。
　もちろん、メッセージ性がある作品が広く読まれる方が良いに決まってるので、僕の作品なんぞまだまだです。
　いつか鬼滅の刃くらい流行る。かつ、メッセージ性がある。読んだ人の興味が広がるような作品を書くべく精進いたします。
　読んでいただいた方、本当にありがとうございました。