赤津龍之介

赤津龍之介

語るべきほどのことはありません。やむにやまれず書き連ねた文章が、皆様のお慰みにでもなれば幸いです。
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浅間山の北麓には、六里ヶ原と呼ばれる高原が広がっている。その高原の一隅に、小さな人造湖が作られた。いつしかそこは照月湖と呼ばれる観光地になった。明るい風と光のなかで水面は揺らめき、それを見つめる少年の心もまた揺れ惑う。賑やかに繰り返される季節の宴。しかし滅亡の足音は迫りつつあった。湖畔に事業を展開した観光会社の栄枯盛衰と、その会社にゆかりの深い家族の没落を通じて、20世紀末の一断面を描く長篇小説の試み。 ※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 ※参考文献表は、全24章公開完了後に追加します。 ※明朝体推奨。
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文字数 613,003 最終更新日 2023.07.07 登録日 2023.06.06
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