後宮悪女は逃げ出したい
冬賀国の〝厄災姫〟と遠ざけられ、兄姉からはもちろん父帝にすら蔑まれる李翠雨。つらい日々は春栄国の後宮に入ることで終わる……はずだったのに!? なんと、翠雨が妃となった春栄国の皇帝・黎翔偉の顔は、前世で彼女を殺した男に瓜二つだった! こんな男と関わるなんて、絶対にイヤ! 追放を望む翠雨はやがて思惑通り、誰もが恐れる古狸宮に送られる。周囲の憐みの視線もなんのその、もふもふ自由生活を満喫していた翠雨だが、やがて前世の名前を知る黄泉の国からの使者が現れて――
あやかし鬼嫁婚姻譚3
“惚気の才”という異能で朱道を危機から守ることに成功した里穂。しかし、この能力には強い副作用があり、里穂はたびたび体調を崩してしまう。そんな里穂を案じる朱道は、「帝の地位よりもお前が大事だ」と里穂への想いをいっそう強くしてゆく。そんな折、あやかし界で子供の失踪事件が発生。しかもその犯人は思わぬ場所にいると判明し、里穂はとある辛い決断をすることに…。恋しさと切なさが入り交じる第三巻!
あやかし鬼嫁婚姻譚2
養家を追い出され、あやかし界の帝・朱道の花嫁として迎え入れられた里穂。里穂は朱道の計らいで再び高校に通い始めることになったけれど、それを良く思わない養家の娘・麗奈は、里穂を陥れて朱道の元に嫁ごうと考えていて…!? あやかし和風シンデレラストーリー、待望の第二巻!
あやかし鬼嫁婚姻譚3
運命を変える鬼の深愛
あやかしの帝である朱道と結婚し、幸せな日々を過ごしていた里穂。后としてあやかし界に貢献したいと考えた彼女は、恵まれない境遇の子供たちが生活するための施設・「育児舎」を作ることに。順調に運営をしていたある日、里穂は育児舎の前に幼い妖狐の子供が倒れているのを見つける。彼を保護した日から、彼女は不思議な夢を見るようになって……
あやかし鬼嫁婚姻譚1
天涯孤独で育った里穂は、花菱家に養女として引き取られ、周囲の皆から虐げられる過酷な日々を送っていた。そして17歳の誕生日、里穂はあやかしの「生贄」になるよう養父から告げられる。しかし、絶望する里穂の前に現れたあやかしの帝は、彼女を「生贄」ではなく「花嫁」として迎え入れるつもりだったようで……?
あやかし鬼嫁婚姻譚2
時を超えた悠久の恋
あやかしの帝である朱道と結ばれ、幸せな毎日を過ごしていた里穂。だが、ある日、ひとりのあやかしの女性と出会う。そのあやかしは遠い昔に人間の男と結婚し、種族の寿命差によって一人取り残されてしまったのだ。――自分が死んだあと、朱道は、どうなってしまうのだろう。彼の幸せを考えた里穂は、自ら朱道に別れを告げたが、実は二人の別れは、ある人物によって仕組まれたもので――
元仔狼の冷徹国王陛下に溺愛されて困っています!
森の奥で孤独に暮らしていた少女・レイラはあるとき傷ついた狼の子・アンバーを見つけ家族として共に暮らすようになる。事故をきっかけにアンバーが姿を消した十年後、街を訪れていたレイラは薬師を探す侍従に連れられ、優秀だが冷酷で恐れられている美貌の国王・イライアスと謁見する。実は彼はかつて自分が助けた子狼アンバーだった。彼はレイ ラの体に残る『番の証』を認めると独占欲を露わにし、自分の子を孕めるのは番のレイラしかいないと告げる。敏感な部分を執拗に愛撫され、初めての快楽に惑うレイラ。自分に執着するイライアスに昼も夜も何度も抱かれ、レイラは次第に彼の気持ちを理解するようになり――
あやかし鬼嫁婚姻譚
選ばれし生贄の娘
天涯孤独で養護施設で育った里穂。ある日、名門・花菱家に養女として引き取られるも、そこで待っていたのは、周囲の皆から虐めを受ける過酷な日々だった。そして十七歳の誕生日、里穂はあやかしの「生贄」となるよう養父から告げられる。 だが、絶望する里穂に、迎えに来たあやかしは告げた。里穂は「生贄」ではなく、あやかしの帝の「花嫁」になるのだと――。和風あやかし・シンデレラストーリー、ここに開幕!