宮原のよしつぐ

野々原ひろさんは、「ぼく（架空の人物です）」がネットで書く官能小説の「大ファン」で、簡単に言えば作品内のえっち描写にツボってムラムラし、オナニーをしてしまうセックスレス主婦さんだ。 三十代のおとなしくてまじめそうなこの人物は、面立ちや体型に特徴のないまったく凡庸な外見ながら、「作品の登場人物」のようにすごい性欲で性感体質の、しかもクリトリスの大きな女性ということだ。 そこでぼくらは会ってみることになったのだ。 もちろんフィクションです。

水泳教室のインストラクター鈴原まゆ（２６）は、ボーイッシュな美形細マッチョ女子。 真面目でクールで潔癖な性格だが、その裏では、ひとに言えないほどのものすごい性欲を抱えている。 しかも、水着では隠しきれないほどの大きなぼっきクリが悩みだ。 性感度が極度に敏感なこともあり、男性とのつき合いに気後れがしてしまい、女性を相手にタチ側に回ったり、そうでないときはオナニーばかりしてしまう。 そんなとき、ひょんなきっかけで、大学の後輩でレズ性感マッサージ師をしているくるみ（２３）から施術を受け、自分のドM気質な性癖に気づく。 くるみのどれい調教はものすごくえっちなやり方だが、まゆはどんなことも受け入れようと決め、自分の性感を花ひらかせていく。