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長年愛用し続けた物に魂が宿り、世界で唯一憲法に神の記載がある日本。実体として姿を現す神々には不思議な力を持ち、その力は経済に至るまで浸透し、人と神は互いの腹を見せ合い共存の生活を続けている。 そんな国に、また一柱の神が顕現した。
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文字数 125,538 最終更新日 2015.05.31 登録日 2015.02.28
SF 連載中 長編
 直径4000キロメートルもある巨大な円形の山脈内に、超常現象によって日本が国土ごと転移した。  海から完全に切り離されたことで海洋国家でなくなり、アメリカも他の国々もいない完全孤立となった日本。  転移した星は地球よりはるかに巨大で人工衛星が回り、テレビ放送を発信し、国家や軍、国連と同等組織が存在する現代文明が栄えていた。  もちろん転移した円形山脈もイルリハランと言う国の領土であり、日本は不本意ながら侵略をしてしまったのだった。  そしてこの星に生きる人種は不可思議にも生身で空を飛び、乗り物も全て空を飛ぶよう研究開発をしていた。  当然領土国であるイルリハランは空飛ぶ軍を派遣し、日本も調査として地上を走って異星の地を掛ける。  お互いに宇宙から来ると信じていた異星人と初めて相対した時、銃を向けて挨拶をするか、会話による挨拶をするのか。  文明格差が同じだった場合、果たして日本は、イルリハランは、転移先の星の社会はどんな反応を示すのか。  ただ一つ分かるのが、異星国家として現れた日本が戦おうとまず負けてしまう。  戦わずして勝ちを得るしか生存の道はない。  国家存続を賭けた、全てが手探りな外交が今始まる。
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登録日 2019.11.10
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