千響

千響

千響 ( ちゆら ) といいます。小説家になろう 、 blove でも執筆中です。
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人間に裏切られた人狼の王は言った。 『名はない。必要もない』 そう言った王の瞳は冷たいしろがね色。 人に捨てられた人間の青年は答えた。 『じゃあ、―――だ。意味は月光。ぴったりだろ?』 青年は微笑んだ。 一族に慕われながらも、孤独な人狼の王。 裏切られても、愛を与えられた人間の青年。 これは、そんな二人が織り成す物語。
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文字数 8,110 最終更新日 2016.04.10 登録日 2015.09.12
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