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私立博愛学園初等部、六年三組では黒羽明(くろばねあきら)班と太田勇雄(おおたいさお)班の間で、根深い対立があった。両グループの確執は、夏休みの前日に、クラスを二分する一大抗争劇へと発展する。
中立派の青葉貴志(あおばたかし)は、事態の収束を試みるも、失敗。その結果、学校近くの藤枝神社で『六年三組ガキ大将決定戦』が勃発した。
戦闘のさなか、敗色が濃厚の太田勇雄は、三十連発ロケット花火を使用。だが、ロケット花火は神社の本殿に撃ち込まれ、祭神である藤枝佐久夜姫(ふじえださくやひめ)を怒らせてしまう。
藤枝佐久夜姫を怒らせたことに気づかないまま、『六年三組ガキ大将決定戦』は、うやむやの内に終わり夏休みが始まった。
文字数 53,273
最終更新日 2024.06.26
登録日 2024.06.26
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