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重度の知的障害を抱えた弟を持つ不良少女・玲良。
「この子の幸せは私が守る」
健常者と障害者が本当の意味で「共生」できる社会を夢見て戦った勝気な彼女がある日、転落死体として発見される。
事故か、他殺か、自殺か……真相は不明のまま。
「障害者こそがこの社会の障害なんだよ」
最悪の言葉を残して父親は別の女と共に姿を消した。
あとに残された母親は幼馴染の僕を頼りにしてくれた。彼女の意志は消さない。僕は障害者支援の世界へ飛び込んこんでいく。
だかそこは……何一つ清廉潔白などではない弱者たちのひしめく、偏見と妥協に満ちた世界だった。
〜あの日、君が夢見た楽園は決して届かない幻影だったのでしょうか〜
文字数 2
最終更新日 2024.10.13
登録日 2024.10.13
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