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文字数 29,383
最終更新日 2023.04.16
登録日 2018.12.05
母とその再婚相手に幽閉され、不幸な青春時代を送り、故人となった榮氏。
怨念により、人の魂を喰らう化け物と化した彼女は-
-血染めの舞姫が言った-
仮初の家族は皆、堕獄した。それを免れた己は、灼熱の舞台で舞い続けるのだ、と。
-喪服の令嬢が言った-
微かな“生きていた”余韻を感じ貪り、記憶の中の声を欲し、そうやって生きてきたつもりだ、と。
-異国の衣裳を召した皇女が言った-
夢を見るには、歳をとりすぎた。それでも、望んでも構わないなら、一時の、仮初の夢を乞う、と。
家族に疎まれ、身内殺しの罪を背負い、殺された、榮莉鸞。
最初で最後の想い人を父に殺され、心を喪った、圓寳闐。
存在を認められず、臣下に課された屈辱と破滅を数える秘め事を背負い続け、八歳年下の弟を愛してしまった女東宮、永寧大長公主。
心優しく、美しい主上、旲瑓。
三人の憐れな姫君と、一人の青年の、天上の国の後宮の物語。
文字数 205,264
最終更新日 2019.12.17
登録日 2018.07.12
「今宵、貴方を殺害に参りますわ。」
にこりと笑ったのは、妃嬪の一人、淋闇。
彼女は暗殺の為に入れられた娘だった。
文字数 6,859
最終更新日 2018.10.20
登録日 2018.10.04
文字数 3,951
最終更新日 2018.09.13
登録日 2018.09.09
文字数 4,345
最終更新日 2018.09.01
登録日 2018.08.27
二十一になるまで、母に監禁され、外の景色を見ることの出来なかった霛塋公主。
戸惑いながらも、なんとか後宮で過ごす霛塋だが、ある時、出掛けた先で、好青年を見かける。
その青年に好意を抱く霛塋公主だが、それは、赦されないことだった。
文字数 1,538
最終更新日 2018.08.29
登録日 2018.08.29
文字数 778
最終更新日 2017.06.22
登録日 2017.06.22
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