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空には反重力装置を搭載した乗り物が飛び交い、大陸はゆうゆうと浮かんでいる。技士のセリオスは、大切な家族である親方の留守を守りながら、今日も趣味と実益を兼ねた仕事をのんびりとこなす日々を送るはず、だった。
アルビノの少女との出会いが、彼の日常を崩し去ってしまったのだ。
強気な少女は言った。自分が追っ手から逃げられるように助けて欲しい、と。
自分が捕まれば、空に浮かぶ島々が、地に落とされてしまうかもしれないのだ、と。
空に憧れ、見上げるばかりだったセリオスの日々は、少女に連れ出され、空賊を巻き込み、大空の中へと飛び込んでいく。
その一方で、少女を狙う帝国の陰謀に巻き込まれていく。
果たしてセリオスは、未知なる空の世界の中で、何を見るのだろうか。
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※小説家になろう、カクヨムにも掲載中です。
文字数 195,273
最終更新日 2025.01.11
登録日 2024.12.08
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