示豊 蓮衣さん
こちらまで読んでくださりありがとうございます!
横縞なら仕方ない……( ˘ω˘ )
でも全年齢ドームシェルターは地下にもコンクリートの壁があるので、掘り進むことができませんでした!ごめんなさーい!!
妹ばかり~ ハッピーエンド(6)没話パターン1(2)
「それなのに、君は俺の気持ちを踏みにじって、妹やメイドとばかり遊んで」
「そ、そういうわけでは――――い、痛っ!」
私の言い訳を遮るように、彼は耳に歯を立てた。
甘噛み――ではない。
がりっと音がするんじゃないかと思うくらいに噛まれ、痛みと恐怖と――相反するぞくぞくとした感覚に頭の中が揺れる。
「な、なななな、なに、なにを、ヴォルフ様……!?」
か、噛まれて、舐められて……た、食べられる……!?
どっちの意味で!!!???
「どれだけ俺を弄べば気が済む?」
「も、弄ばれているの、私の方だと思うんですけど!?」
ちゅ、と首筋に口づけるヴォルフ様の唇を感じながら、私は心底から叫んだ。
やわらかい髪の感触が頬をくすぐり、熱のある吐息が肌に触れる。
ヴォルフ様の体にすっぽりと収まる私は、捕らえられているのか甘やかされているのかわからない。
恐怖を覚えつつも嫌じゃない。嫌じゃないけど怖い。
耳まで赤く染まり、頭が茹っているのに、血の気が引いて冷や汗が流れる。
矛盾する感情に振り回され、ヴォルフ様のことしか考えられなくなる。
「たまには弄ばれていろ。俺の気持ちも思い知るだろう」
「た、たまにじゃな――んん!?」
ほぼ毎日なんですけど!――と言おうとした私の口に、ヴォルフ様の指が突っ込まれる。
反射的に強く噛んでしまうが、ヴォルフ様はまるで動じない。
「だいたい、今日は真面目な話をしに来たんだ」
「ま、まひめなはなひですか……?」
指を噛みつつ、私はどうにか問い返した。
ヴォルフ様はうなじに唇を押し当てながら、なんてことないように肯定する。
「ああ、気になるならこのまま話そう。今回の事件の始末と、今後のことについて」
私は瞬いた。
――今回の事件の始末。
……つまりは、父とヴォルフ様の、その後。
気になっていた。
気になってはいたけど――。
――こ、この状況でする話ではないですよね!?
◆◆◆
供養ここまで。
ヴォルフがわざわざ面白くない話題に自分から変えるなんてしそうにないな……と没。
「そ、そういうわけでは――――い、痛っ!」
私の言い訳を遮るように、彼は耳に歯を立てた。
甘噛み――ではない。
がりっと音がするんじゃないかと思うくらいに噛まれ、痛みと恐怖と――相反するぞくぞくとした感覚に頭の中が揺れる。
「な、なななな、なに、なにを、ヴォルフ様……!?」
か、噛まれて、舐められて……た、食べられる……!?
どっちの意味で!!!???
「どれだけ俺を弄べば気が済む?」
「も、弄ばれているの、私の方だと思うんですけど!?」
ちゅ、と首筋に口づけるヴォルフ様の唇を感じながら、私は心底から叫んだ。
やわらかい髪の感触が頬をくすぐり、熱のある吐息が肌に触れる。
ヴォルフ様の体にすっぽりと収まる私は、捕らえられているのか甘やかされているのかわからない。
恐怖を覚えつつも嫌じゃない。嫌じゃないけど怖い。
耳まで赤く染まり、頭が茹っているのに、血の気が引いて冷や汗が流れる。
矛盾する感情に振り回され、ヴォルフ様のことしか考えられなくなる。
「たまには弄ばれていろ。俺の気持ちも思い知るだろう」
「た、たまにじゃな――んん!?」
ほぼ毎日なんですけど!――と言おうとした私の口に、ヴォルフ様の指が突っ込まれる。
反射的に強く噛んでしまうが、ヴォルフ様はまるで動じない。
「だいたい、今日は真面目な話をしに来たんだ」
「ま、まひめなはなひですか……?」
指を噛みつつ、私はどうにか問い返した。
ヴォルフ様はうなじに唇を押し当てながら、なんてことないように肯定する。
「ああ、気になるならこのまま話そう。今回の事件の始末と、今後のことについて」
私は瞬いた。
――今回の事件の始末。
……つまりは、父とヴォルフ様の、その後。
気になっていた。
気になってはいたけど――。
――こ、この状況でする話ではないですよね!?
◆◆◆
供養ここまで。
ヴォルフがわざわざ面白くない話題に自分から変えるなんてしそうにないな……と没。
コメント 2件
登録日 2020.02.20 00:30
2
件
2020.02.21 23:36
村咲
2
件
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