muuminn68さん
実はこんな感じでした!
妹は公爵のヤバさを十分わかっているみたいです。
妹ばかり~ 3章7話没話(4)
「どうしたの、アーシャ?」
姉はいつも通りだ。
この異質な魔力の影響は見られない。
呪いのように濃い魔力だけど、これが姉に対して何らかの作用をしている様子もない。
洗脳や魅了の類も一切なく、監視をしているわけでもない。
ただ単純に彼女を包み込むこれは――強いて言えば、犬猫のするようなマーキングに近い。
それがかえって不気味だった。
――だってこんな……。
手を出すな――そう言わんばかりの力は、魔力の持ち主の意思一つで簡単に牙を剥くだろう。
姉に手出しをしようとした誰かにも、……おそらくは、姉自身にも。
「お姉さま……」
恐怖と不安に、アーシャは姉の手を握りしめた。
彼女にまとわりつく魔力が、アーシャの皮膚を裂くようだ。
「教えて、お姉さま。公爵のお屋敷に行って、いったいなにがあったの……!?」
どれほど怖い思いをしたことだろう。
そう震えるアーシャに、だけど彼女は思いがけない表情を向けた。
「お屋敷で? ……いろんなことがあったわ。今日一日じゃ、話しきれないくらい」
そう言って目を細める姉の顔は、この屋敷では一度も見せたことがないくらいに嬉しそうで……。
ほんの少しだけ、寂しそうだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆
供養ここまで。
近況ボードって1000文字までしか書けないんですね……。
おかげで4分割もする羽目に。
ちょっと長すぎたので没。
でも公爵は実際こんな感じです。
ミッツさん
見つけてくださりありがとうございますー!
独占欲も執着もかなりヤバい公爵です……!
束縛は出せるかわかりませんが、公爵のヤバい部分は本編で触れるので、読んでいただけたらなあと思います!
投稿見つけましたー!!ありがとうございます!
まさかこんな独占欲の示し方があったとは(笑)アーシャもびっくり。。この辺りの公爵の束縛も本編で触れてもらえたら嬉しいです。
Ayuさん
近況ボードまでありがとうございます!
彼の執着はあまりかわいいものではないです(小声)が、愛だけはあります!
ハルさん
見つけてくださりありがとうございます!
すごくグリグリしてくる猫が、実はライオン(空腹)だったみたいな感じです……!
アーシャ視点ではこんな風に思っていたのが分かって嬉しかったです!(*^▽^*)
ヴォルフ様の執着には少し怖いと思うところもありますがマーキングしてしまうぐらいアネッサのことを愛しているんだと思えば逆に可愛らしくも思いました!(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
矢口日さん
発見してくださりありがとうございます〜!
文章は没にしていますが、マーキングは本編中でもガッツリされてしまっています。
ヴォルフは怖い男であり、アネッサにとっては、実は実家も公爵邸も安心できる場所ではないのです……(不憫)
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