『ラズーン』第一部 5.標的として(2)アップ。
口で言うほどユーノは大丈夫、ではなかった。
アシャの前で馬に跨がっているのがぎりぎり、それでも粘って粘って、レクスファとの国境を越えたところにある小さな宿に入った時はもう限界、崩れるように動けなくなってしまった。
「………ごめん」
「ん?」
空いてる部屋は1つですがと案内され、ユーノをベッドに寝かせたアシャが床に敷物を延べていると、悔しそうな声でユーノが謝った。
「カザドを挑発したのは………私が、間違ってた」
「……ああ」
何だ、今さらそんなこと、と笑いかけたが、ユーノは生真面目な顔で見上げている。
「ごめん……あなたにまで迷惑をかけた」
旅の初日から寝込むようなことになってしまった、と苦しそうな声でつぶやく。
アシャの前で馬に跨がっているのがぎりぎり、それでも粘って粘って、レクスファとの国境を越えたところにある小さな宿に入った時はもう限界、崩れるように動けなくなってしまった。
「………ごめん」
「ん?」
空いてる部屋は1つですがと案内され、ユーノをベッドに寝かせたアシャが床に敷物を延べていると、悔しそうな声でユーノが謝った。
「カザドを挑発したのは………私が、間違ってた」
「……ああ」
何だ、今さらそんなこと、と笑いかけたが、ユーノは生真面目な顔で見上げている。
「ごめん……あなたにまで迷惑をかけた」
旅の初日から寝込むようなことになってしまった、と苦しそうな声でつぶやく。
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登録日 2017.01.05 22:42
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