本来、病気を伝えるには面と向かって相手と話す方が一般的であり、1番伝わると思いますが、この病気に関しては見た目があまりにも普通で健康的に見られてしまうため、その見た目の印象がかえって言葉の信憑性をなくしてしまっていると思われるからです。

事実、会社の社長と奥さん両人に病気の事や薬の事などを面と向かって私の言葉で伝えた時の反応は、
「はいは〜い。要は、眠くなっちゃうのね」ぐらいな感じで軽く聞き流されました。
深刻さが全く伝わらないのです。
「私がこれ以上詳しく説明するよりも、検索して読んでもらったほうがわかりやすいと思うので、一度ネットで調べてもらえませんか？」
と、お願いしたら
「わかったよ〜」
と、いった感じでした。
数年後、減給された理由に納得がいかず、もう一度病気の事について伝えました。
ただし今度は同じ病気の方のブログなどを提示し読んでいただきました。
その時初めて、
「そんなに大変だと思わなかった」
と、言われました。
問いただすと、結局前回のときには検索してはもらえていなかったのです。
その後、発作による遅刻はノーカウント、睡眠発作が起きた際は、自分のタイミングで休憩し落ち着いたら自分の判断で戻ってきて良いと言う確約をもらいました。
ですが、結局言われた言葉は
「こっちとしてはよくわからんから、自分で判断してくれ」
と、言うことでした。
結局のところ、他者の言葉(ブログ等)にて現状は理解してもらえても、現に目の前にいる病人(部下)が元気で普通すぎるので深刻さが伝わらないのです。

ですので、顔は晒さず言葉ではなく文字にて過眠症患者の置かれている現状や、症状、生活や精神状態を綴っていく方が、直接言葉にて訴えていくよりも効果があると思ったからです。