木森木林(きもりきりん)

木森木林(きもりきりん)

産婦人科専門医、生殖医療専門医、母体保護医です。

「人工子宮 」第1章 第6話を書き終えて

多くの生物は、それぞれ子孫を残すために本能的に生殖活動を行っています。生殖可能な時期も年に一回とか、数年に一時期とか限られるものも多くいます。砂漠の中で滅多に出会いのチャンスがないラクダは、性交をもったときに排卵が起こると言います。

ヒトの生殖可能時期は、通常、毎月2?3日はあると考えられますが、必ずしも生殖目的で性的関係を持つわけではなく、「避妊する」ことはヒト以外にしているとは思われません。ヒトの場合は、限定的に期間に性的関係をもつのではなく、継続的に関係がもたれることを前提にしていると思われますが、昨今は、「排卵日に関係をもつ」や「セックスレス」といったカップルも増えてきています。

LGBTといった方々も、いつまでもMinority であるかどうか分かりません。社会制度、社会環境の変化と伴に、男女の性行動が「いま大きく変わっている」と感じるのは、私だけでしょうか?
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登録日 2019.03.09 09:59

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