つづきです。

まず、ヒーローは、
ライトヒーローと、ダークヒーローに分類できます。
ライトヒーローの代表は、言うまでもなく、
『スーパーマン』ですね。
これは、私見ですが、ライトヒーローは、
『メシア型ヒーロー』と分類することもできます。
絶対的正義。品行方正。強きをくじき、弱きを助ける
いわゆる〝ヒーロー〟です。

次に、ダークヒーローですが、
スーパーマンいがいは、
ほとんどがダークヒーローに分類されます。
なんと、スーパーマンの従姉である、
『スーパーガール』も、僕の分類では、
ダークヒーローなのです。

なぜでしょう。

スーパーガールは、スーパーマンと、同じ、
クリプトン星人で、能力も、同じです。
でも、育ちが違うのです。
スーパーガールは、地球では、スーパーマンより年下
ですが、それは地球に到着する前に、時間的逆転が、発生してしまったためです。
スーパーマンは、赤ん坊のころから、田舎の、古き、クリスチャン的な、清さ、誠実さを老夫婦に教わり、
さらに、実の父親『ジヨー・エル』に、救世主としての教育までうけます。
それが〝弱点〟だと、最大のライバルである、
『レックス・ルーサー』に看破されてしまい、弱点を徹底的につかれてしまうくらい、アホかってほどに、絶対的な正義であり、紳士なのです。

スーパーガールは、自我が目覚めたあとに、
地球で暮らしはじめます。
多少、ダサい、冴えない性格ではありますが、
モテにあこがれ、自己顕示欲でヒーローになり、
感情的に戦います。
だから、せっかくのスーパーパワーも、従弟ほどには安定していません。
まぁ、スーパーマンも、性欲はあるのですがね。
飛行能力を使って、女性をくどいたりしていますし。
光速を超える飛行で時間を逆行させて、死んだ恋人を復活させたりしています。
ただ、自己犠牲への覚悟と責任感が、他のヒーローと段違いなのです。
自分が救世主であると、自覚しているのです。
それに苦しむ場面もありますが、やはり、正しさこそスーパーマンのスタイルではないでしょうか。

男性型ヒーローは、ライトサイドの『メシア型』と、もうひとつ、ダークサイドの『異常者型』に、分かれます。
バットマンも、トラウマが原因で、夜な夜な悪人狩りを繰り返します。
いつか殺されると思いながらも、やめられません。
根底には正義がありますがー
ーつづく。