はじめまして。
　お読みいただきありがとうございます。

　無性に小説を書いてみたくなって、手元にある材料を順次計量し、無塩バターがなければ有塩バターをぶっこみ、粉類はとりあえずザルで新聞紙の上にザクザクふるい、全部まとめてよく練ってそれらしく成型し200度のオーブンで焦げ目が付くまでカリッと焼くと『麗しの貴族様～』になりました。　

　実際試食してみると「お手元の材料で♪発酵いらず☆」なレシピを使った初心者にありがちなところがあります。
　形はそれっぽいけど、味は結局ホットケーキミックスじゃん！みたいなところとか。ホットケーキミックスおいしいよね。絶対常備してる。
　えっ表面の卵黄めっちゃムラになっててパサツキ感半端なくない？みたいなところとか。あの素敵な刷毛とかご家庭に無いからでっかいスプーンの裏でゴリゴリ塗るよね。あと、余った卵はどうするのが正解なのかいまだにわからない。

　上記のように荒いところもありますが、初めて小説を完結させられた喜びは大きいです！今まで2度ほど小説を書きかけたことがありましたが、「なんか微妙」と思って途中でどちらも初めのほうで耕作放棄しました。今は荒地になっています（あの3G回線の電波みたいな地図記号を思い浮かべながら）。

　一番の目標だった「風呂敷を広げてたたんで話を完結させること」をクリアでき、本当にうれしいです。また、自分を背水の陣に追い込むために毎日書いては上げ書いては上げしていたので、書くことが日常の一部になった気がします。過去の経験から、完成させてから切り取って上げればいいじゃんと思うと人知れず粉雪（いや多分水蒸気ぐらい）のように消えていくのは確実だったので。
　　
　
　今書いているのは、歌鳥の姉妹の物語です。
　　　　　・最後まで書ききること（最重要課題）
　　　　　・たくさん書くこと、
　　　　　・「萌え」と「燃え」のマリアージュ
以上三点を目標にしています。お時間あればどうかお付き合いください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。