何でもない、ありふれた出来事こそ幸せを感じますね。フワフワポカポカしたお話、ご馳走さまでした(#^.^#)
本日の短編(15)後
火の魔石を使ったコンロで沸騰しすぎてしまわないように注意しながら牛乳を温め、ココアパウダーを大きめのカップに入れる。このパウダーは割と甘さ控えめだから……お嬢様の分だけ砂糖を足してしまおうか。
お嬢様のお好みに配慮しながらココアを淹れ、上からマシュマロを落とす。
それを持ってお嬢様の部屋に戻るとお嬢様は嬉しそうにニコニコと笑った。
「とってもいい香りがする!」
そう言って部屋にある小さなテーブルの椅子に座ろうとするお嬢様に、私は首を振った。
テーブルの上にココアを2つ置き、椅子に腰かけ。
ぽんぽん、と膝を叩いてみせる。
するとお嬢様の眉間に薄く皺が寄った。
「……お膝?」
「ええ、今日は寒いですからね」
私がそう言うとお嬢様はなんだか腑に落ちないという表情で、それでも私の膝へと乗ってくださった。……お嬢様は警戒心が足りない小動物のようだ。
私は片手でお嬢様の腰を固定して、片手で自分のココアを手に取りそれを口にした。
……甘いな。砂糖を足さなくても私には甘すぎる味に少しだけ眉を顰め唇を舐めると、唇まで甘い味がして私は少し辟易してしまった。
「ふふ。美味しい、あったかい!」
だけどお膝の上のお嬢様が大変ご機嫌のようなので。
甘いココアも嫌いじゃない、ということにしておこう。
ただのあまったるいだけのお話でした!
お嬢様のお好みに配慮しながらココアを淹れ、上からマシュマロを落とす。
それを持ってお嬢様の部屋に戻るとお嬢様は嬉しそうにニコニコと笑った。
「とってもいい香りがする!」
そう言って部屋にある小さなテーブルの椅子に座ろうとするお嬢様に、私は首を振った。
テーブルの上にココアを2つ置き、椅子に腰かけ。
ぽんぽん、と膝を叩いてみせる。
するとお嬢様の眉間に薄く皺が寄った。
「……お膝?」
「ええ、今日は寒いですからね」
私がそう言うとお嬢様はなんだか腑に落ちないという表情で、それでも私の膝へと乗ってくださった。……お嬢様は警戒心が足りない小動物のようだ。
私は片手でお嬢様の腰を固定して、片手で自分のココアを手に取りそれを口にした。
……甘いな。砂糖を足さなくても私には甘すぎる味に少しだけ眉を顰め唇を舐めると、唇まで甘い味がして私は少し辟易してしまった。
「ふふ。美味しい、あったかい!」
だけどお膝の上のお嬢様が大変ご機嫌のようなので。
甘いココアも嫌いじゃない、ということにしておこう。
ただのあまったるいだけのお話でした!
コメント 1件
登録日 2018.11.16 23:10
1
件
1
件
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。