『周一郎舞台裏』3.シーン306(1)アップ。
「よーし、カット!」
「垣さんっ」
「あらら、もう飛んでった」
スタッフの一人が苦笑まじりに、垣の側に駆け寄っていく修一を見る。
「このごろ、あの二人しょっちゅう一緒ですね、山本さん」
「お、高野」
山本と呼ばれた男は、珍しく手持ち無沙汰に手近の空き箱に腰を降ろしている相手ににやりと笑いかける。
「暇そうだな」
「まあね」
高野は軽く頷き、垣にじゃれついている修一を見やる。
「最近、1シーン終わるごとにああでしょ」
「前はいろいろうるさかったのにな」
「そうですよ!」
高野は大仰に頷く。
「1シーン終って、飲み物と椅子が準備できてないと、たちまち機嫌が悪くなったんですからね」
「こっちで見てても大変だと思ってたよ」
「垣さんっ」
「あらら、もう飛んでった」
スタッフの一人が苦笑まじりに、垣の側に駆け寄っていく修一を見る。
「このごろ、あの二人しょっちゅう一緒ですね、山本さん」
「お、高野」
山本と呼ばれた男は、珍しく手持ち無沙汰に手近の空き箱に腰を降ろしている相手ににやりと笑いかける。
「暇そうだな」
「まあね」
高野は軽く頷き、垣にじゃれついている修一を見やる。
「最近、1シーン終わるごとにああでしょ」
「前はいろいろうるさかったのにな」
「そうですよ!」
高野は大仰に頷く。
「1シーン終って、飲み物と椅子が準備できてないと、たちまち機嫌が悪くなったんですからね」
「こっちで見てても大変だと思ってたよ」
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登録日 2016.12.01 20:25
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