近況ボードに入らないのでまたまた分割です。
イチャイチャしてるのが書きたかった……!という感じなのです。
本日の短編(9)後
恥ずかしくて、彼の視線から逃れたくて思わず顔を手で覆ってしまう。
そのわたくしの手を子犬がペロペロと温かい舌で舐めた。うう……くすぐったい。
「しかもね、現実のマクシミリアンは乙女ゲームよりも、もっとずっと素敵で。現実の方が更に推せちゃうから、本当にずるいの!」
早口で語る言葉が止まらない。
前世でマクシミリアン担当の友達と語り合った時も毎回数時間止まらなかったのだ。簡単に止まるわけがない。
自担の友人とだけじゃなくフィリップ王子担当の友人ともスカイ〇で数時間『互いの推しのよいところアピール選手権』を繰り広げた。
「好きなところを挙げろって言われたら、何時間でも言えるわ。それが『推し』なの!」
羞恥でマクシミリアンの顔が見られない……なんて思っていたら顔を覆っていた手をマクシミリアンにそっと掴まれ取り払われた。
「熱烈な、告白ですね」
マクシミリアンが頬を染め潤んだ目をして見つめてくる。……や……止めて!
「お嬢様は前世から、私をお好きだったということですね」
改めて言われると、すごく恥ずかしい。
だけど前世の『推し』と今世の『推し』は意味合いがね、全然違うから……!
「大好きよ。前世から好きだけど、今の方がずっと」
「……お嬢様。煽ってらっしゃいますか? キスしてもいいですよね?」
「ダメよ!」
わたくしの制止の声なんて聞かない嬉しそうな執事の顔が近づいてきて。
キスをたっぷり小一時間されてしまったのは、言うまでもない。
……マクシミリアンに餌を与えてはダメね。
そのわたくしの手を子犬がペロペロと温かい舌で舐めた。うう……くすぐったい。
「しかもね、現実のマクシミリアンは乙女ゲームよりも、もっとずっと素敵で。現実の方が更に推せちゃうから、本当にずるいの!」
早口で語る言葉が止まらない。
前世でマクシミリアン担当の友達と語り合った時も毎回数時間止まらなかったのだ。簡単に止まるわけがない。
自担の友人とだけじゃなくフィリップ王子担当の友人ともスカイ〇で数時間『互いの推しのよいところアピール選手権』を繰り広げた。
「好きなところを挙げろって言われたら、何時間でも言えるわ。それが『推し』なの!」
羞恥でマクシミリアンの顔が見られない……なんて思っていたら顔を覆っていた手をマクシミリアンにそっと掴まれ取り払われた。
「熱烈な、告白ですね」
マクシミリアンが頬を染め潤んだ目をして見つめてくる。……や……止めて!
「お嬢様は前世から、私をお好きだったということですね」
改めて言われると、すごく恥ずかしい。
だけど前世の『推し』と今世の『推し』は意味合いがね、全然違うから……!
「大好きよ。前世から好きだけど、今の方がずっと」
「……お嬢様。煽ってらっしゃいますか? キスしてもいいですよね?」
「ダメよ!」
わたくしの制止の声なんて聞かない嬉しそうな執事の顔が近づいてきて。
キスをたっぷり小一時間されてしまったのは、言うまでもない。
……マクシミリアンに餌を与えてはダメね。
コメント 1件
登録日 2018.11.09 17:00
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