時野洋輔

時野洋輔

時野洋輔です

勘違いの工房主~こぼれ話③~ネタバレあり

今回は、勇者追放物には欠かせないメンバー、つまり追放した側についてのこぼれ話です。
ゴルノヴァ、マーレフィス、バンダナの三人ですね。

勇者追放物って実は数作品しか読んだことがない私ですが、等しく言えるのは、追放した側に問題があるということです。
そこで、とりあえず勇者の像として、
傲慢な人間を用意しようとしました。
・ゴルノヴァ
凄腕の剣士だと思っているが、その実力はクルトが剣をメンテナンスしているから
・マーレフィス
凄腕の法術師だと思っているが、その実力はクルトの料理により魔力がしっかり補給されているから
・バンダナ
凄腕のトレジャーハンターと思っているが、その実力は仕事に必要な道具をクルトが作っているから

わざわざ全ての実力にクルトを絡ませたのは、クルトがいなくなることでその実力が発揮できなくなり、ダメダメになるという未来を描きたかった。
こういう設定にしたのですけれど、しかし、ここでひとつ疑問が。
前回までの取り決めでもあるように、クルトは別に実力を隠そうとしているわけではありません。
なのに実力が仲間に知られていないのは何故なのか?

その答えとして、パーティ内で暗躍している何者かがいるのではないか?
その疑問に答えるように生まれたのが、彼女――バンダナの新たな設定です

・バンダナ
凄腕のトレジャーハンター。飄々とした性格であるけれど、暗躍し、クルトの実力を仲間に隠す謎の存在。

としました。この時は全然詳しい設定は考えていませんでしたが。
とりあえず、彼女だけがクルトの実力を知り、隠し、そしてゴルノヴァたちにクルトの追放を唆す。
敵か味方かも名前さえもわからない謎のキャラ、うん、いいね。という感じです。

この三人がどういう結末を迎えるのか?
本編を楽しみにお待ちください
登録日 2018.08.28 10:39

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2
2018.09.01 14:04
raito

※感想欄の方に書くと確実に浮く自信があるのでこちらに

幕間話 相変わらずクルトはマイペースですなぁ
てっきりマンドレイクを
もっと斜め上な方法で採取するのかと期待してしまった
例えば、
引き抜く前に根の周りの土を掘り起こし
「こうすると最高に品質が良くなるんですよ」とか言いつつ
時に優しく、時に激しくシコシコしごく
(イメージは長いもやごぼうの土落とし)
するとマンドレイクから悲鳴ではなくR15~18的な喘ぎ声が!
そして居合わせたユーリシアはどんな反応を示すのか!
ついでに
納品されたマンドレイクはとてもツヤツヤ~
みたいなオチが付いたり付かなかったり…

解除
2018.08.29 10:48
ちーやん

昨日から一気読み始めました。とても面白いので続きを楽しみにしてます。

解除
2

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