煌びやかな剣。
漆塗りの鞘に納められた名刀。
神話の中の剣。

世の中に話と共に残る刃物。

物質の破壊の方法を考えるに、より小さな面積により大きな力を与える事で硬いものでも柔らかいものでも破壊できる。

切ると言う行為の真髄には刃物で切れる物質を表面が滑らかに見える先端が尖った物で力を与え続ける行為。
西洋の剣であれば切ると言うより叩き切る。
東洋の日本を代表する刀の切ると言う行為は、切れる部分をミクロの範囲まで見て行くと小さな物質をのこぎり状になった物で連続破壊する行為。
破壊がとても小さい範囲に起こる結果、切れる。

弾丸などを切ると言うデモンストレーションがあるが、それは単なるはさみで物を切る行為と同質な行為になる。

ちなみに話に残ってる剣や刀はまったく人を切った事が無い事を理解しておいた方が良いだろう。

それと、剣で切られて人がいっぱい死ぬような描画がいろんな文章にあったりするが、剣で切られて死んだ人とは、鎧も着ず、武器も盾も持たずに、柔らかい部分を切りやすい姿勢で差し出された人だけ。

罪人として敵対者などがそのようにして切られた。

剣とは歯向かう力が無い対象に対して絶大な力を持つ武器である。