『ラズーン』第四部 9.沈黙の扉(3) アップ。
(俺が、ユーノを、護る)
確かにそれは願ったことではあった。
だが、こんな形で望んだものではなかったのだ。
(俺は…影になる)
ユーノという光の背後を常に護る一つの影に。
その想いが呼び寄せる危うさを、アシャはまだ気づかない。
「ほほ……ほほほほ……ほほほほほほ……」
背後に響くラフィンニの笑い声に振り向くこともなく、アシャは重い足取りで部屋を出て行った。
確かにそれは願ったことではあった。
だが、こんな形で望んだものではなかったのだ。
(俺は…影になる)
ユーノという光の背後を常に護る一つの影に。
その想いが呼び寄せる危うさを、アシャはまだ気づかない。
「ほほ……ほほほほ……ほほほほほほ……」
背後に響くラフィンニの笑い声に振り向くこともなく、アシャは重い足取りで部屋を出て行った。
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登録日 2018.08.23 07:09
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