『ラズーン』第四部 9.沈黙の扉(12) (個人サイトでアップ)
「……なるほど」
ふと、何か思いついたように、ラフィンニが続けた。
「わかった。ならば、アシャ」
ゆっくりとアシャに笑みかける気配は決して友好的なものではない、むしろ。
「それでは、扉を開ける代償に、そなたの、あの娘への沈黙をもらおう」
「っ」
思わず息を呑んで顔を上げた。アシャの反応に満足したのだろう、ラフィンニはこれまでより数段喜ばしげに声高く笑う。
ふと、何か思いついたように、ラフィンニが続けた。
「わかった。ならば、アシャ」
ゆっくりとアシャに笑みかける気配は決して友好的なものではない、むしろ。
「それでは、扉を開ける代償に、そなたの、あの娘への沈黙をもらおう」
「っ」
思わず息を呑んで顔を上げた。アシャの反応に満足したのだろう、ラフィンニはこれまでより数段喜ばしげに声高く笑う。
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登録日 2018.08.22 10:13
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