『ラズーン』第四部 8.使者(15) (個人サイトでアップ)
訝しく、改めてラフィンニが水鏡(カーフィ)を覗き込むと、確かに少年の左手首には銀色の輪が光っている。
「誰か、このような子どもに、『使者の輪』を与えた者はいるか?」
「……」
問いかけに、『泉の狩人』(オーミノ)達は応えない。困惑した気配で互いの顔を見合わせるうちに、一人の狩人が歩み出た。
「恐れながら、長ラフィンニ。ひょっとして、この『使者の輪』、かのアシャ・ラズーンに与えたものではございませぬか?」
「誰か、このような子どもに、『使者の輪』を与えた者はいるか?」
「……」
問いかけに、『泉の狩人』(オーミノ)達は応えない。困惑した気配で互いの顔を見合わせるうちに、一人の狩人が歩み出た。
「恐れながら、長ラフィンニ。ひょっとして、この『使者の輪』、かのアシャ・ラズーンに与えたものではございませぬか?」
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登録日 2018.08.07 09:08
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