『ラズーン』第四部 7.『泉の狩人』(オーミノ)(12) (個人サイトでアップ)
ユーノは黙って笑みを深めて応じ、立ち上がって壁に貼られて地図に向き合った。一番大きく広範囲なものをに指を伸ばす。
古びた黄色地の布に彩色を施したその地図は、中央より少し上にラズーンの『氷の双宮』を描き、その上方に聖なる『狩人の山』(オムニド)、下方に四大公の分領地を始めとするラズーン支配下(ロダ)を配してあった。セレドは遠過ぎて、この縮尺では地図におさまらなかったのだろう、懐かしい祖国の名はそこにはなかった。
古びた黄色地の布に彩色を施したその地図は、中央より少し上にラズーンの『氷の双宮』を描き、その上方に聖なる『狩人の山』(オムニド)、下方に四大公の分領地を始めとするラズーン支配下(ロダ)を配してあった。セレドは遠過ぎて、この縮尺では地図におさまらなかったのだろう、懐かしい祖国の名はそこにはなかった。
コメント 0件
登録日 2018.07.20 08:04
0
件
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。