『ラズーン』第四部 7.『泉の狩人』(オーミノ)(9) (個人サイトでアップ)
セシ公」
「うむ?」
ユーノの呼びかけに、椅子に座って両手の指を組み、じっと、机の上に載せられた銀色の輪を見つめていたセシ公は、ちらりとこちらへ視線を流した。紫の長衣の下は素肌、無造作にはだけた胸元に、銀の輪から反射した陽光が踊っている。白髪と見えそうなほど淡い金髪が首筋に絡みついて乱れ、嘲るような笑みを浮かべた唇に独特の妖しさがあった。
「うむ?」
ユーノの呼びかけに、椅子に座って両手の指を組み、じっと、机の上に載せられた銀色の輪を見つめていたセシ公は、ちらりとこちらへ視線を流した。紫の長衣の下は素肌、無造作にはだけた胸元に、銀の輪から反射した陽光が踊っている。白髪と見えそうなほど淡い金髪が首筋に絡みついて乱れ、嘲るような笑みを浮かべた唇に独特の妖しさがあった。
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登録日 2018.07.17 09:05
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